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小鹿田焼 花瓶

¥6,000 税込

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小鹿田焼の花瓶



大分県日田市の山奥にある小鹿田焼の里
そこで9件の窯元が300年前から脈々とやきものを作り続けています

小鹿田焼で使用されている土は、小鹿田焼の里にある山から掘り出した土を、川の流れを利用した唐臼で挽き、漉したり乾かしたり練ったり、たくさんの時間と多くの作業工程を経て作り上げていく

また収縮率の高い粘土だけで形成し、焼き上げていくということは技術的に大変困難であり失敗やロスが多く出るために、現在では全国的に多くのやきものに化学物質などの混合物を土に混ぜて作られています
そうすることにより薄くて軽く割れにくいやきものがロスなく作れるというメリットがあります

ただ小鹿田焼では土に混合物は一切使わず、小鹿田で取れた土だけでやきものを作るという昔ながらのやり方で作陶し続けています

また作陶以外にも小鹿田の9軒の窯元たちが全員で行なっているご神事など年間行事が多数あり、自然と向き合って生きてきた昔ながらの生活や作陶スタイルを続けています
そのような非効率的なスタイルや考え方自体が小鹿田焼の特徴であると言えます

”無駄と思われることがたくさんある生活、でもそのリズムからしか生まれないもの”

その象徴である”小鹿田の土”




この小鹿田焼の花瓶は日田市豆田町にある1棟貸切りの宿、水処稀荘の床の間で使われているものです

本来この花瓶は”良い状態で焼き上げてはいけないもの”

この花瓶の役目としては小鹿田焼の登り窯での窯焼きの際に、火の温度や焼き上がりの目安として見るためのものであり、この花瓶の置かれている位置が高温になると他の器を置いている位置が焼きあがりに適温であるという具合になる

陶工はこの花瓶を見て、薪の入れ具合の調節をする

この花瓶が高温のために膨れが出たりしたぐらいが窯全体としては適温で良い焼きあがりと言える
このような背景からこの花瓶は、割れや膨れがない状態で商品として完成することは少ない

そんな小鹿田焼のエピソードを秘めた希少な花瓶です


サイズ
W 130mm x H 220mm

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